【防水工事・外壁改修工事の株式会社シゲル・コーポレイション 社長ブログ（ 俺ちゃん的シネマコラム 　連載第49回　『　映画と見事にコラボするクラッシック音楽　』） NO.347】

【第１０弾】シゲルセミナー
CPD３単位　2024年10月30日（水）新潟グランドホテルにて開催決定！！

※シゲルくん通信ＮＥＯに掲載の俺ちゃん的シネマコラムを社長ブログにて発信中！！※
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❶『　地獄の黙示録 (1979年 アメリカ映画) 』
🎺ワーグナー　『ワルキューレの騎行』
ベトナム戦争後期の1969年　過去にCIAの秘密作戦に従事してきたアメリカ陸軍将校のウィラード大尉は、ベトナム戦争に乗じてカンボジアのジャングル奥地に謎の独立王国を築いたと噂される、元グリーンベレーのカーツ大佐暗殺指令を受けます　ウィラードは海軍の同行員とともに大河を遡上し目的地を目指しますが、その途中で彼が目の当たりにしたのは、狂気に満ちた米軍による軍事作戦と惨状でした…😱　ヘリによるベトナム村落への襲撃作戦にて、オープンリールデッキにより大音響で流されるのが『ワルキューレの騎行』　この場面で気持ちが昂る我々鑑賞者自身の心の奥底にも、人の心の異常さに対する警告を発しているようで、複雑な嫌悪感を抱かずにはいられません… 戦争が人の心を完全破壊し見事に狂わせていく怖さと愚かさを存分に描いた本作、　『フルメタル・ジャケット』、『ディア・ハンター』と並び、私の中で強烈に忘れられない戦争狂気映画の1本🎞️　第52回アカデミー賞撮影賞と音響賞を受賞も納得です🏆　カーツ役のマーロン・ブランドの圧倒的な威圧感も怖すぎだよな💀

❷『 2001年宇宙の旅 (1968年 イギリス・アメリカ合作映画)　』
🎺リヒャルト・シュトラウス　交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』導入部
🎺ヨハン・シュトラウス2世　円舞曲『美しく青きドナウ』
目を見張る美しい映像とクラッシックの完璧なる融合という観点において、未だに本作は最高峰の一本ではないでしょうか✨　400万年前、我々人類の祖先であるヒトザルが、ある時突然に彼らの前に出現した謎の石板に触れたことにより、その後ヒトザルは道具を使うことを覚え、やがて宇宙旅行ができるほどの科学文明を持つ人類へと進化します🚀　月で再び謎の石板を発見した人類ですが、石板はその瞬間に木星に向けて強力な信号を発します　謎を解くために木星に向けての旅に出発した主人公ボーマン船長率いるディスカバリー号ですが、やがて本船に搭載されたAIコンピュータのHALが暴走を起こし… 久しぶりに本作をデジタルリマスター版で観てみました📽️難解ではありますが改めてエポックメイキングな凄い作品　本当に54年前の作品なの!?と目を疑うこと必至な、精緻で科学的考証に満ちたリアリティとクオリティ🔔　オープニングシーンで流れる『ツァラトゥストラはかく語りき』そしてシャトルと宇宙ステーションとのドッキングシーンで流れる『美しく青きドナウ』など、まるでこの映画のために用意された専用のテーマ曲のようです🎼

❸『　時計じかけのオレンジ (1971年 イギリス・アメリカ合作映画)　』
🎺ベートーベン　『交響曲第9番ニ短調』
近未来のロンドン　ベートーヴェンを愛する主人公アレックスが率いる不良少年グループ『ドルーグ』は、特異な衣装に身を包み、夜な夜な稚拙で不条理な不法行為(暴力、ドラッグ、強盗など)にあけくれていました💀　ある夜も一人暮らしの裕福な老婦人が住む一軒家への強盗を強行　侵入後に老婦人を殺害してしまったアレックスは、仲間に裏切られた末に駆け付けた警察に逮捕されてしまいます👮　懲役14年の実刑判決を下された彼は収監され、2年あまりが経過　模範囚を装っていたアレックスは囚人を改心させる『ルドヴィコ療法』とよばれる被験者になることを条件に刑期短縮の機会を得ますが、実は恐るべきこの療法のせいで、大好きなベートーベンの第九を聴くと吐き気に襲われ卒倒してしまうほどの拒否反応が脳に植え付けられてしまいます…　本作は❷『2001年宇宙の旅』とともに奇才スタンリー・キューブリック監督作品🎬　こちらも実に51年前の作品なわけですが、2022年現在の今観返してもけっして色褪せようもないオンリーワンな問題作😈　賛否両論激しい本作ですが、模倣しようがないタブーな表現への挑戦は、時を経ても変わらない高いステータスを逆に本作に与え続けています　二度と観たくないがまた観てしまう一本🎦

もし御興味が沸いてきましたら、皆様もぜひ一度御鑑賞を　(^_-)-☆